今回は親鸞聖人(しんらんしょうにん)の生きた生涯についてご紹介したいと思います。
しかし何ぶんと800年近くも前に生きた方なので、諸説あったり、わからないことが多いのも事実です。調べられる範囲で詳しくお伝えできれば幸いです。

親鸞聖人の生まれは1173年で、歴史的に言うと平安時代後期にあたります。
1182年、親鸞聖人が9歳のときに出家(しゅっけ)得度(とくど)されています。今で言えば小学3、4年生の年齢にお坊さんになる決心をされているということになりますが、親鸞聖人のご両親はそれぞれ4歳の時に父親、8歳の時に母親が亡くなっています。そこに何か原因やきっかけがあるかもしれませんが、今では知る由もありません。

※ この出家(しゅっけ)・得度(とくど)という言葉ですが、
◆出家・・・世俗を離れ、家庭生活を捨てて仏門に入ること
◆得度・・・僧侶となるための出家の儀式(剃髪して僧籍に入ること)
という意味で、つまりお坊さんになるということを意味します。

9歳で出家された親鸞聖人は、比叡山(ひえいざん)で天台宗の僧侶・慈円(じえん)のもとで修行をなされることになりました。
その修行は20年余りにもおよび、親鸞聖人は29歳まで比叡山で厳しい修行をされたそうです。つまり親鸞聖人は青春時代の全てを比叡山での修行に捧げたといっても過言ではないわけです。

そして29歳のときに下山を決意し、聖覚法印(かつての比叡山でのお友だち)のすすめで法然上人に師事することになったと言われています。